FF14というゲームをはじめて、思ったことを正直に言います。
は~~~!?
ララフェルとかいう生き物がかわいすぎなんだが!!!???
その日、運命に出会った――(あ、お気持ち長文はじまります)
ゲームをプレイしはじめて数時間。
フレンドもおらず、誰に頼ることもできないで、右も左も分からない田舎者丸出しの僕が、はじめて世界の優しさに触れた日。
何も知らないまま、やりがいも目的もなく、なんとなくクエストを進めるだけだった生活は、ふと訪れた、初心者が集うギルドにて、一変した。
その時Nagoに電流走る――
出会った彼女は親切丁寧に、時として厳しく、しかし僕が課題を成功したときは、必ず満面の笑顔で喜び、共に分かち合い、そして必ず優しく褒めてくれた。
いやNPCなんで全部妄想なんですけど。
この小さき才女こそ、ララフェル。
ファンタジーには必ず一人は存在する、人間より小柄な種族の総称。
僕のヒーラーとしての師匠であり、戦いにおいて大事なことを、彼女は全て教えてくれた。この小柄な容姿に反して、母親のような存在。全身に詰まった夢と母性。
一目見てときめきました。え、さいかわじゃん。
まあ戦闘に関してのレクチャーをしたのは全部むさいおっさんでこのララフェルは見てるだけだったんですけど。
見てこれ。
NPC相手に、色々な構図でアングルをキめ、スクショがたいへん捗る僕。
どう考えても痛い。
この写真とか絶対ララフェルのほうは引いてるじゃん。そういう目してるもん。家畜を見る目してるもん。
聞いて 違うのみんな。
僕が変質者というわけでは決してなく、立ったままスクショ撮ると、身長差でララフェルが全然ファインダーに収まらないんですよ。
まあこのなんともいえない身長差もそれはそれで素晴らしい絵なんですけど、やっぱりララフェルの表情が撮りたかったんです!
決して物言わぬNPCなのをいいことに背中合わせにして悦に浸った変態ではありませんので、そこは誤解しないでいただきたいの!
俺とララフェルのツーショットなんてむしろ要らないわけ!
推しだけをファインダーにドアップで撮りたい!
僕の願いはそれだけなんだよ!
てか隣に汚いオッサンを映したくない!マジ邪魔なんだけど!
なんだよこの鼻息荒いオッサン!なんでどう頑張ってもちょっと映りこんでんだよ!
その日から、僕の世界は広がった。
誰にも頼れない灰色の世界に、ララフェルという彩色で満ち溢れたんです。
そう。孤独に俯いていても何も楽しいことが見つかるはずがない。
世界を見渡せば、ララフェルってなんか沢山いるということに、僕は気づいた。
そっからはもうアレよ、ヘブンよ。
ララフェルはひとりひとり、見せる表情が異なる!
キャラメイクした人の愛を一身に受け、多種多様な洋服、表情、髪型、雰囲気、仕草、声…万華鏡のように全てがバラバラで、なのにどれもが美しい幾何学模様を描いてる。
奇跡の構成比で生み出された黄金立方体、それがララフェルなんです!
マジかわ…推せるわー。
ここまで書いて、じゃあなっちゃえばいいじゃんララフェルにって思った方もいらっしゃると思います。
当然ララフェルはプレイヤーのアバターのひとつなわけで、なろうと思えば秒で僕もこの愛らしいぷにぷにした肢体を得ることができる。とんでもない世界なわけなんです。
オンラインゲームはセカンドライフなんて呼び方もされます。
もうひとつの人生を歩める、あるいはやり直せる世界。
そこに縛りはいっさいありません。
職業も、体格も、顔も、性別さえ、リアルと同じにする必要はない。
だから僕だって、なろうと思えば、ララフェルになれる――
でも正直、心の底から、僕は言いたい。
ただただ俺という存在がララフェルであってほしくない。
自分のことは自分が一番よく分かってるわけで、僕のような不浄なる存在が、ララフェルの中に入ってこのララフェルというヒエラルキー最上位のカテゴリーを穢していいものだろうかいやよくない。
なんていうか、僕はララフェルはパンドラであってほしいわけ。
誰が操作してても、そこには小さな希望がつまっていてほしい。
ララフェルはかわいいっていう夢を見続けたい!
世界で一番よく知ってるダメなオッサン(俺)が操っちゃ駄目な尊き存在なわけなんですよ!
だってかわいくないって少なくとも知ってるからね僕が操作しちゃったら。
シュレティンガーのララフェル。ララフェルは哲学なんです。
エボンの教えにもありましたからね、ララフェルの理に逆らってはいけないって。
ワッカも口に刀くわえながら言ってるわ。エボたまエボたま。
そういうわけで、僕はララフェルにはならず、遠くから観測者として日々充足した毎日を送っています。
だから、たったひとつだけ。
通報しないでください。
それだけが、僕がこのゲームでいま思っていることです。
ゲームはすごい面白い!
長年続いてる蓄積なのか、特に戦闘の操作感とかよく出来てると思う。
最初戸惑ったんですが、L2かR2おしっぱと離すことでボタンの役割を切り替えるって発想がとっても新鮮。これはほんとにすごい。
とりあえずゲームをのんびり進めていこうと思ってます!